スキップしてメイン コンテンツに移動

アメリカに野菜炒めってある?英語でなんていう?味付けは?

アメリカ 野菜炒め


アメリカにも野菜炒めはあります。

中華料理とか日本のお母さんがチャチャッと作ってくれるイメージがつきものなので不思議に思うかもしれませんが、れっきとしたアメリカ料理としてもあるんです。

オーブン料理の「キャセロール」がオーブンがしてくれる野菜炒めだとすると、コンロ上でフライパンを使って調理するのがみなさんが思っているような「野菜炒め」ですね。

早速、アメリカの野菜炒め事情を見ていきましょう。

アメリカで野菜炒めを作る人もいる!

アメリカ 野菜炒め

意外にも一般的

アジア系の人とは仕事上も交友関係でも何のかかわりもないアメリカ人夫婦がいましたが、その夫婦の奥さんは中華なべを持っていて「これで時々野菜炒めを作るの」と言っていたので驚いたことがあります。

当時の私は中華なべの英語は”チャイニーズポット”か”チャイニーズパン”かなと思ってたんです。だから奥さんが一生懸命「あなた、wok(ウォック)って知っているでしょ?」と名何度も聞いてくるのですがwok(ウォック)が何なのか全く想像ができず、しばらく会話がチグハグになってしまいました。

wok(ウォック)というのは英語で(もともとは中国語で)中華なべという意味なんですね。

当時の衝撃が今でも残っていて中華なべを見るたびにwok(ウォック)という単語を思い出します。それなので、野菜炒めはアジア系と何の関わりもないアメリカ人も作る人は作っていると言えます。


アメリカで野菜炒め もやしはある?

アメリカ 野菜炒め

もやしが手に入らないことも

柔らかく仕上がった野菜炒めの最後の仕上げにシャキシャキした歯ごたえのもやしが欲しいですよね。

でもアメリカでは生鮮野菜のもやしが見つかることはあまりないかもしれません。大型スーパーや日系・アジア系のスーパーに限られるからです。

昔に比べたらbean sprouts(ビーンスプラウツ)と呼ばれて知名度はあがりましたが、まだまだ一般的に誰もが使うわけではないもやし。なかなか見つからないときは自家製もやしを栽培しましょう。

ということで、もやしの栽培法方を書いた記事はこちら。
「アメリカ|もやし栽培してみよう!」



アメリカで野菜炒めは英語でstir fry(スターフライ)

アメリカ 野菜炒め

意味は「 混ぜ混ぜ」


カタカナで書くとstar(スター=星)みたいになってしまいますが、アメリカでは野菜炒めは「混ぜて焼いた」と言う意味のstir(混ぜる)fry(揚げる、焼く)です。

スープなんかをぐるぐると混ぜているイメージがこのstirに当たります。野菜炒めは高温で混ぜ混ぜしながら焼くのでそういう動作が英語になったんでしょうね。

野菜炒めを作るときのコツは高温でさっさと作ることです。

アメリカのキャベツはどうも日本のキャベツより固めなので水を足して蒸し煮のようにしないと柔らかくなりにくいので難しいのですが、少なくとも野菜炒めを作る最終工程ではコンロを高温にして水分を飛ばすようにしましょう。



アメリカで野菜炒めにする野菜は?

アメリカ 野菜炒め

セロリを入れるととってもアメリカン!

野菜炒めは野菜なら何でも入れられるところが魅力的ですが、アメリカで野菜炒めにするとしたら以下のような野菜があります。参考にしてください。

【アメリカ野菜で野菜炒め】 ●キャベツ
●にんじん
●玉ねぎ
ブロッコリー
カリフラワー
セロリ
●スウィートスノーピー(ぷっくりしているスナップえんどう豆)
●ピーマン/ パプリカ
●とうもろこし
●豆類(主に冷凍)
●マッシュルーム(あればしいたけなど他のきのこも)


赤字の野菜を入れるとアメリカンな感じが増します。

アメリカ風野菜炒めをする時の味付けおすすめ

アメリカ 野菜炒め

洋風・中華系も魅力的


王道の塩こしょう
*塩はシーソルト(海塩)や岩塩、コーシャーMorton Coarse Kosher Salt, 3 lbs.(Kosher)などがおいしいです。
*アメリカでは自分で使うときに挽きながらかけられる粗挽きこしょうがおすすめ。


チキン・ビーフ・ベジタブル(野菜)ブイヨンキューブ
*野菜炒めには1キューブをほんの少しの水やお湯に溶かして使いましょう。
*その後、好みで塩こしょうで調節。


ローズマリー、タイム、オレガノなどのハーブやハーブソルト
*ハーブだけ使ったときは塩こしょうで調味します。
*ハーブソルトは字のごとく塩がすでに入っているので必ず味見をしながら使います。


オイスターソースと醤油
*オイスターソースと醤油は1対2(「オイスターソースが隠し味要素なので醤油の半量」と覚えればこの1対2の比率を覚えておけますね)

おわりに


アメリカに野菜炒めがあることがおわかりいただけたでしょうか?塩こしょうや醤油ベースの日本風の野菜炒めも良いですが、時々アメリカ風の野菜炒めの味付けにすると洋風だけれどあっさりしていておいしくレパートリーも増えます。

私はこのブイヨン系の野菜炒めは週に一回は作ります。また、ブロッコリー・カリフラワー・セロリあたりの野菜は野菜炒めをアメリカ風にするためにとても重要です。セロリ入りの野菜炒めに慣れるとブイヨン系の味とマッチしておいしいですよ。

あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡

関連記事
「アメリカ野菜|かぶはどう使う?使い方4選ご紹介!」



あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡

コメント

このブログの人気の投稿

アメリカじゃがいも|種類ありすぎ!使い方は?【保存版】

アメリカのじゃがいもは種類がたくさんあって使い方がわからずにいませんか? また、どのじゃがいもがどんな料理に合うのか悩みますよね。 日本の2大じゃがいもである、 ● 男爵(だんしゃく)・・・ほくほくして煮崩れし易い ●メークイン・・・しっとりして煮崩れしにくい と覚えましたがアメリカのじゃがいもはどうなのでしょうか。煮崩れしにくいじゃがいもはどれ?逆に、煮崩れしやすいじゃがいもは? 今回は私の在米生活で学んできたアメリカのじゃがいもの種類とそれぞれの使い方をご紹介します。 1.アメリカで一番出回っているじゃがいも ラセットポテト / russet potato ●別名その1:baking potato(ベーキングポテト)=焼き料理に向いているため    ●別名その2:Idaho(R) potato(アイダホポテト)=同じラセットポテトでもアイダホ州で収穫されたものだけが「アイダホポテト」と呼ばれる権限があります。 *(R)は登録商標です。 ●向いている料理法:オーブン・グリルで焼く、油で揚げる ●特徴:価格が安い、ほくほくしている(粉ふきいも、コロッケ向き)煮崩れしやすい アメリカのじゃがいもの中で一番安価で一番出回っているじゃがいもです。 だいたい大きさがそろっていることが多いので使いやすいのですが、煮物や汁物に使ってしまうと溶けてしまうほど煮崩れしやすいので注意してください。 私は味噌汁に入れてよく溶かしてしまっています・・・。 食感はほくほく系で日本の男爵 なんですけれどね。 ラセットポテトはオーブンやグリルで焼いたり油で揚げたりする調理法が賢明です。 また、レストランなどで皮付きのフライドポテト(フレンチフライ)が出る場合はこのラセットポテトを使っています。 2.アメリカのじゃがいも万能選手 イエローポテト / yellow potato ●別名1:Yukon Gold (ユーコンゴールド) ●別名2:All-purpose (オールパーパス / 多目的)potato ●向いている調理法:ほぼ全て ●特徴:若干しなびやすい アメリカで 煮物やカレー を作りたかったらこのイエローポテトを使いましょう。じゃがいも自体はしっかりしてい

アメリカ野菜で代用できる和食向き野菜5選!

アメリカで生活している限り、野菜の代用を余儀なくされることがあります。 日本でも定番のじゃがいも、にんじん、玉ねぎなどは 「アメリカ|スーパーで日本と同じ野菜【使い方のヒント付】」 書きましたがアメリカでも売っています。でもいくつかの野菜は 似て非なるもの だったりします。 今回は多少日本の野菜と似ているからこそ同じように使えるアメリカ野菜の代用品をご紹介します。   アメリカ野菜 かぶの代用は?   turnip(ターニップ) アメリカのかぶは日本のかぶより2、3倍大きいものも多いです。 茎に近い部分が紫色で実は苦味が強く、そのまま使っても苦味が強く出てしまいます。 苦味が好きな方はいいですが 生食でも甘みのある日本のかぶをイメージしないほうがいい ですね。 味が薄めで油を使わない味噌汁など使う時は一度お湯で ゆがいて から(煮たお湯を捨てる)と多少アメリカのかぶの苦味が薄れます。 かぶのクリーム煮やトマトソース煮など こってり系で油を使う料理法 の方が苦味を感じることも少ないです。   アメリカ野菜 白菜の代用は?   savoy cabbage(サヴォイキャベッジ) 白菜の代用のサヴォイキャベツは今回の私のイチオシです。このサヴォイキャベツはまさにキャベツと白菜の中間なのです。 白菜の代用だけでなくキャベツの代用としても使えて とても便利です。 しかも、1パウンド(約450g)あたり$1.5(約150円)前後かそれ以上する白菜に比べ、このサヴォイキャベツは$0.7~$0.8(約80円)ほどと 値段も白菜の約半分 です。 また白菜はだいたいどのスーパーでも見るようになりましたがまだまだある時とないとき、質が悪かったりあまりに小ぶりだったり、となかなか「これは!」と思うものが見つからないときが多いです。 それに比べこのサヴォイキャベツは継続的に店頭に並びますし、品質も安定しています。使ったことのない方は是非使ってみてください。 サヴォイキャベツ利用に際しての注意ですが、 白菜やキャベツより葉が硬い ので 生食にはむいていません 。   アメリカ野菜 長ねぎの代用は?   leek(リーク)   長

トマト赤くならない冬の対処法と青トマトの活用レシピ3選

トマトは冬になるとなかなか赤くなりませんよね。気温が下がると家庭菜園のトマトは青い実がただ単に 何日もぶら下がっているだけ 。 そこから先、熟す様子もありません。そのうちに霜が降りると青いまま凍ってしまい、暖かい日が来ると解凍されてぐちゃぐちゃ。 そんな、トマトが赤くならない冬にどうしたらトマトを赤くできるかご紹介します。最悪どうしてもトマトが赤くならない場合の簡単レシピも3つつけました。是非最後までご覧ください。 トマト赤くならない冬 実を取って放置   キッチンカウンターの上などで様子見 トマトは花が咲いて実がなり、赤なるまでに 累計で800℃~1200℃の温度が必要 なんだそうです。 もちろん、 累計(少しずつの合計数) でなければならないので、トマトをガラスが溶けるような高温にさらしたからと言って一気に熟すわけではありません。 累計温度が積み重なるので毎日暑い夏はトマトが赤く熟すまで時間がかからないわけですね。逆に冷夏だと日照時間が少ないうえに累計温度も上がっていきません。 それで 冬はなかなか赤くならない わけです。 外では暖かい日が少なくなるだけでなく、トマト自体が凍結の可能性も。 それなので、気温が下がってきて「もうこれ以上青いトマトを取っておいても凍ってしまうだけだ」と判断した日に青いトマトは 全部取って しまいましょう。 私は一度家庭菜園のトマトの木にトマトをならせたまま凍らせてしまいました。 暖かくなった日に解凍されたらぐちゃぐちゃになった上、一日放っておいたら変なにおいもして食べられる状態ではなくなってしまいました。 カウンター上で追熟が進む そんなわけで、秋も終わる頃に「まだ自然に放っておけば赤くなるかも」と望みを込めたトマトも寒い日がここそこに出てきたら 取ってしまうのが一番 です。 なぜなら今度は凍結の恐れが出てくるから。凍結してしまえば家庭菜園のトマトは全部ダメになってしまいます。 ここで一か八か青いトマトを全部取って、 今シーズンは終了 ということにします。 私の今シーズン最後に収穫した青い7個のミニトマト。腐るわけでもなくすぐに追熟するわけでもなく、ただただ2ヶ月青いままカウンターに鎮座していました。 するとあ