トマトは冬になるとなかなか赤くなりませんよね。気温が下がると家庭菜園のトマトは青い実がただ単に何日もぶら下がっているだけ。
そこから先、熟す様子もありません。そのうちに霜が降りると青いまま凍ってしまい、暖かい日が来ると解凍されてぐちゃぐちゃ。
そんな、トマトが赤くならない冬にどうしたらトマトを赤くできるかご紹介します。最悪どうしてもトマトが赤くならない場合の簡単レシピも3つつけました。是非最後までご覧ください。
トマト赤くならない冬 実を取って放置
キッチンカウンターの上などで様子見
トマトは花が咲いて実がなり、赤なるまでに累計で800℃~1200℃の温度が必要なんだそうです。
もちろん、累計(少しずつの合計数)でなければならないので、トマトをガラスが溶けるような高温にさらしたからと言って一気に熟すわけではありません。
累計温度が積み重なるので毎日暑い夏はトマトが赤く熟すまで時間がかからないわけですね。逆に冷夏だと日照時間が少ないうえに累計温度も上がっていきません。
それで冬はなかなか赤くならないわけです。
外では暖かい日が少なくなるだけでなく、トマト自体が凍結の可能性も。
それなので、気温が下がってきて「もうこれ以上青いトマトを取っておいても凍ってしまうだけだ」と判断した日に青いトマトは全部取ってしまいましょう。
私は一度家庭菜園のトマトの木にトマトをならせたまま凍らせてしまいました。
暖かくなった日に解凍されたらぐちゃぐちゃになった上、一日放っておいたら変なにおいもして食べられる状態ではなくなってしまいました。
カウンター上で追熟が進む
そんなわけで、秋も終わる頃に「まだ自然に放っておけば赤くなるかも」と望みを込めたトマトも寒い日がここそこに出てきたら取ってしまうのが一番です。
なぜなら今度は凍結の恐れが出てくるから。凍結してしまえば家庭菜園のトマトは全部ダメになってしまいます。
ここで一か八か青いトマトを全部取って、今シーズンは終了ということにします。
私の今シーズン最後に収穫した青い7個のミニトマト。腐るわけでもなくすぐに追熟するわけでもなく、ただただ2ヶ月青いままカウンターに鎮座していました。
するとある日、7個中6個が黄色くなっている!2ヶ月も経って、まだ黄色か・・・と思ったらこのミニトマトは熟したら黄色くなる種類でした。
ということは2ヶ月もかかったけれどちゃんと熟したんですよね。2ヶ月もカウンターの上でしぼみもせずにただただゆっくり追熟していったのは驚きましたよ。
トマト赤くならない冬 プランター栽培なら移動可
プランターを家に招き入れる
私はトマトの苗は地面に直に植えています。その方がトマトの根が張れるせいかトマトがたくさんなるからです。
でも場所や好みでトマトをプランターで育てている方もいますよね。トマトが赤くなるには冬でも温度が必要です。
この原理がわかっていれば、トマトをプランターごと家の中に入れてしまいましょう。家の設定温度は家庭によってまちまちでしょうけれど、外より温かいのは確実ですよね。
そんな快適な家の中でトマトは赤くなってくれるはずです。
でも明らかにトマトの苗自体が「ボクは今シーズンもう終わりだよ」と言っているように見えるのならば、青いトマトは全部取ります。
そしてカウンターやテーブルの上で赤くなるのか様子をみてください。
おうちでビニールハウスを再現
プランターならトマトの木を室内に入れよう
トマトが赤くなるにはとにかく日光と高い気温が必要。
日本では冬のトマトがビニールハウスで栽培されることを考えたらわかりやすいですね。
アメリカは冬になったら暖かい地域の農家にトマト栽培をバトンタッチすることも可能。産地が夏と冬では変わるのも見て取れます。
ということで、家庭菜園のトマトのプランターは日光が良く当たり、温度もなるべく高くなる部屋に入れます。
家の温度をあまり高く設定していないとか温度が心配と言う方は透明な大きなビニール袋をトマトの木全体にかぶせると暖かい空気をビニール袋ないに閉じ込めることができます。
ただ、湿気がこもると木にカビが生えたりするので、私はビニール袋には空気が多少回るように穴を開けるのをおすすめします。
特にアメリカの住宅は窓を開けることも少なく、空気が滞りがちなのでトマトへの温度を保ちつつ空気を回すことにも気をつけたほうがいいと思います。
もちろん、日光が通ることが大事ですから黒いビニール袋は使いません。
トマト赤くならない冬 意地でも赤くならない場合
こんな食べ方で活用して
トマトを赤くしようと試行錯誤をしても相手は自然のもの。最終的にはこちらの思い通りに赤くなってくれないことも。
そんな時はこんな食べ方があるので試してみてください。
青いトマトは見慣れないので気が引けますが、一度活用してみるとその爽やかな酸味とすっきりした味のとりこになりますよ。
トマト赤くならない冬は青トマト活用レシピ3選
〈青トマト活用甘い系~トマトジャム~〉
【青トマトジャム材料】
●青いトマト(砂糖量の計算のため全体の重さを量っておく)
●砂糖
2週間持たせる&甘いのが好き 青トマトに対して50%の重さの砂糖
1週間持たせる&さっぱり好き 青トマトに対して30~35%の重さの砂糖
●レモン汁 大さじ2~レモン半分程度
【青トマトジャム作り方】
①青いトマトを水分が出やすいように切り、ほうろう系の鍋に入れて砂糖をかけてしばらくおく。
②水が出てきたら、火をつける。
③焦げないように木べらでかき混ぜながら弱火で煮詰める。
④最後にレモン汁をかけて、好みのとろみより若干水分大目のところで火を止める。
⑤瓶詰め方法がわかる方は瓶詰め保存。瓶詰めがわからない方は小分けにして冷凍保存。
*トマトやレモンの酸味があるので変色しやすいアルミ鍋や鉄鍋などは使いません。
〈青トマトおかず系~漬物~〉
【青トマト漬物材料】
●青トマト
●塩
●浅漬けの素か、白だしなどのだし汁、だしの素などうまみを加えられるもの(全体に絡む程度の少量でOK)
【青トマト漬物作り方】
①青トマトは塩を浸透させやすくするために断面が必要。一口大に切る。ミニトマトも半分に切る。ミニトマトの形を残したいときは竹串などでいくつか穴をあけるのもあり。
②トマト全体に軽く塩をする。しばらくして水が出るようなら水を捨てる。
③タッパーかビニール袋に塩をした青トマトを入れ、浅漬けの素やだし汁、少量の水で溶いただしの素などを回しかける。全体に液が付く程度で十分。
④冷蔵庫で30分~2時間漬けてできあがり。
青トマト手っ取り早い系~サラダ~
【青トマトサラダ材料】
●青いトマト
●塩こしょう
●オリーブオイル(できればエクストラバージンオリーブオイル)
【青トマトサラダ作り方】
①青いトマトを切る、ミニトマトならそのままでもOK。
②塩こしょうとオリーブオイルであえるだけ。
おわりに
トマトが赤くならない冬にどう対処したらよいのかまとめました。ポイントはこの2つでしたね。
●青いトマトの実を収穫したら暖かい部屋のテーブルや、キッチンカウンターに置いておく。
●外で育てていた青い実がついているトマトのプランターは家の中に入れる。
日光と温度が決め手なのでこれを維持できるようにして冬でも赤いトマトをゲットしてください。
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