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アメリカ野菜で代用できる和食向き野菜5選!

アメリカ 野菜 代用

アメリカで生活している限り、野菜の代用を余儀なくされることがあります。

日本でも定番のじゃがいも、にんじん、玉ねぎなどは「アメリカ|スーパーで日本と同じ野菜【使い方のヒント付】」書きましたがアメリカでも売っています。でもいくつかの野菜は似て非なるものだったりします。


今回は多少日本の野菜と似ているからこそ同じように使えるアメリカ野菜の代用品をご紹介します。


 

アメリカ野菜 かぶの代用は?

 

アメリカ 野菜 代用

turnip(ターニップ)


アメリカのかぶは日本のかぶより2、3倍大きいものも多いです。

茎に近い部分が紫色で実は苦味が強く、そのまま使っても苦味が強く出てしまいます。

苦味が好きな方はいいですが生食でも甘みのある日本のかぶをイメージしないほうがいいですね。

味が薄めで油を使わない味噌汁など使う時は一度お湯でゆがいてから(煮たお湯を捨てる)と多少アメリカのかぶの苦味が薄れます。

かぶのクリーム煮やトマトソース煮などこってり系で油を使う料理法の方が苦味を感じることも少ないです。



 

アメリカ野菜 白菜の代用は?

 

アメリカ 野菜 代用


savoy cabbage(サヴォイキャベッジ)


白菜の代用のサヴォイキャベツは今回の私のイチオシです。このサヴォイキャベツはまさにキャベツと白菜の中間なのです。白菜の代用だけでなくキャベツの代用としても使えてとても便利です。

しかも、1パウンド(約450g)あたり$1.5(約150円)前後かそれ以上する白菜に比べ、このサヴォイキャベツは$0.7~$0.8(約80円)ほどと値段も白菜の約半分です。

また白菜はだいたいどのスーパーでも見るようになりましたがまだまだある時とないとき、質が悪かったりあまりに小ぶりだったり、となかなか「これは!」と思うものが見つからないときが多いです。

それに比べこのサヴォイキャベツは継続的に店頭に並びますし、品質も安定しています。使ったことのない方は是非使ってみてください。

サヴォイキャベツ利用に際しての注意ですが、白菜やキャベツより葉が硬いので生食にはむいていません



 

アメリカ野菜 長ねぎの代用は?



アメリカ 野菜 代用

 

leek(リーク)

 


長ねぎの代用はリークを使います。

最近では日本でも「リーキ」という名前で見かけることがある方もいらっしゃるかと思います。

英語ではkで終わるのでカタカナ発音(表記)するとしたらリークが通じやすいと思います。

日本の長ネギの2、3倍の太さがありますがちゃんとねぎの香りがあり少し粘りも感じます。

長ネギの2、3倍の太さなので当然肉質も厚めなので加熱調理に向いています。

長ねぎの代用とは言え、うどんやそばなどの薬味として生食で使う時は下の4.で紹介するスキャリオン・グリーンオニオンのほうがいいですね。

柔らかくてねぎの刺激も舌に優しいので生食では硬いリークよりおすすめです。




アメリカ野菜 小ねぎの代用は?

 

アメリカ 野菜 代用



scallion/green onion(スキャリオン/グリーンオニオン)


アメリカでの小ねぎの代用はスキャリオンまたはグリーンオニオンと呼ばれる小指ほどの太さのねぎで可能です。

野菜炒めの最後の飾りにしてもよいですし、上の3.のところでお伝えしたように麺類の薬味として生で食べてもOKです。

日本の小ねぎと同じように使えます。

厳密に言うと多少味も違うのかもしれませんが私はすぐに慣れてしまい特にこれと言った不便は感じません。

このスキャリオンまたはグリーンオニオンは一回に使う量が少ないことが多いでしょう。

知らない間に使わなかった分が茶色く枯れてしまうことも多いと思います。

ねぎを無駄にするのを防止するには洗った後に全て刻み、ジッパーつきの冷凍保存袋になるべく平らにして冷凍しておくと必要なときに必要なだけ取り出せて便利です。

ただ冷凍してしまうと生鮮野菜特有の輪切りの感じやシャキシャキ感はなくなってしまうので承知しておいてくださいね。




 

アメリカ野菜 たけのこの代用は?

 

アメリカ 野菜 代用


artichoke(アーティチョーク)


アメリカでたけのこが恋しくなることもありますよね。なかなかアメリカの普通のスーパーでは買えないので寂しくなることもあるかと思います。そんな時はアーティチョークで代用です。

日本ではおしゃれなお店や輸入食品を扱っているところでないとなかなか見つからないアーティチョークですが、アメリカではどこにでもあって手に入りやすいです。

全体に対して可食部が非常に少ないので、一から自分で調理して食べるのは手間もかかりとても贅沢ですが、手軽に使いたい場合は缶詰や瓶詰め製品を利用します。

オイル入りでほとんどがすでにイタリアンの味付けがされているものが多いのですがたけのこっぽい感じというのは満たしてくれます。

水煮で味付けがされていなければ煮物やごはんに入れることもできますね。




おわりに


アメリカ内でもカリフォルニアなど地図の上では日本に近い地域のほうが日系人も多く、アメリカ野菜で代用せずとも日本の野菜が手に入ることも多いかと思います。

ある意味ヨーロッパの文化が根強いこちらの東側は日本やアジアの野菜を入手できる場所が大都市や大規模スーパーなどにまだまだ限定されている状態です。

そんな時、あるもので代用できたらうれしいですよね。

日本に一年に何回も帰れる方がいる一方、何年かに一度しか帰れない方々もたくさんいらっしゃいます。

そういう方が「そういう野菜の代用の仕方があったか!」と違う目線で同じ野菜を見てくだされば幸いです。




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あなたのアメリカ野菜生活が充実しますように♡♡♡

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